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参院選の結果を受け、雑感。

一昨日の参議院選の結果は大方の予想通り自民党の大勝に終わった。安倍政権に期待する国民がいかに多いことか、と思い知らされた。安倍総理も満足気であった。これだけデフレが加速し、円高が続くと、企業にとっては「なんでもいいからとにかく景気を何とかしてくれ」という気持ちになり、それが安倍政権への期待となって現れたのであろう。しかし、筆者には「アベノミクス」は、これまでの自民党的な使い古された経済政策の二番煎じにしか見えない。経済が重要であることに異論はないが、そもそも、既存の経済システムを根底から否定しなければ、日本人は真の幸福を得ることができないと考える筆者にとって「アベノミクス」は既得権益の拡大と固定化に寄与するだけのものにしか映らない。いずれまた、世界的な大恐慌に飲み込まれた際、日本の投資家もその泥障を受けて狼狽し、株取引とは無縁の日々汗して働く善良なる国民がそのツケを負わされることになろう。日本人としての幸福を願うのであれば、いかにしてこの賭博経済から脱却するかを前面に出す政治家が現れなければならない。左翼政治家の方がこの点はしっかりしている。

根本的に経済システムを改めると言えば、共産党を思い出すが、共産党は今回の選挙では非改選と合わせて11議席を獲得し、法案の提出権を獲得するなど、躍進した。これは反共の立場をとる筆者からすれば、好ましいことではないが、見方を変えれば、今の経済システムを根底から覆したいとする意志が我が国に醸成され、その一部が共産党支持へと流れたのかもしれない。もちろん、「反天皇制」を掲げる共産主義者に期待をすること自体、ナンセンスであり、時代錯誤的も甚だしく、国益に叶うものではない。しかし、システムの根本的解決を望む世論がここに来て一気に拡大したのかもしれない。だとすれば、当然、既存の経済システムを終焉させ自立再生社会の構築を掲げる國體護持塾、國體維新あづさゆみにとって追い風が吹いているとも判断できる。今後、多くの人が我々を支持し、これにより活動に一層の弾みをつけたいものである。

安倍首相は「戦後レジームからの脱却」を掲げ、そのための憲法改正を目指している。だが、これの胡散臭さを嗅ぎつけた国民がいかに多かったことかが、共産党への票に繋がったのではないだろうか。憲法改正により9条を改正し、自衛隊が合憲になったところで、果たして、日本は戦後レジームからの脱却ができるのだろうか。この嘘を見抜いた国民が共産党を指示した可能性はある。共産党は9条改正が対米従属の強化につながり、無用な米国の戦争に巻き込まれることを懸念している。これ自体は正しい。しかし、共産党が9条改正に反対する理由は、中国共産党の影響であり、何も我が国の国益を考えてのことではない。そうすると、反米を掲げる共産党の主張は正論を装った謀略であることを見抜かねばならない。

今回の参院選の争点は憲法改正であった。憲法改正の勢力が2/3を獲得するかが一つの争点となっていたが、これは阻止された。無効である占領憲法が改正されることにより、我が国の國體が失われることを危惧する筆者はほっと胸を撫でおろした。これほどまでに、安倍政権がもてはやされ、日本維新の会にもまだ追い風が吹き続け、保守勢力がかつてないほど席巻したにも拘らず、2/3には届かなかったのである。つまり、このハードルは限りなく高いことを意味する。実質的には到達不可能だと言っても良い数字なのである。この結果を見て、憲法改正が現実的であると豪語していた人たちはどのように受け止めているのだろうか。公明党頼みなのだろうか。しかし、創価学会の婦人部を中心に9条改正には抵抗があるはずだ。

占領憲法の無効宣言であれば、衆参の1/2で可能である。ハードルは極めて低い。すでに今の保守勢力が一致団結して、改憲ではなく無効宣言の方が容易いということに気づけば、それで済むだけである。しかも、無効宣言しても、占領憲法を講和条約であると位置づけ、臨時代用法として活用すれば法的安定性は確保される。共産党の指摘するとおり、占領憲法の改正は米国への追従であり、我が国の伝統規範を貶める行為である。しかし、無効宣言は我が国の伝統規範に立ち返る。保守勢力にとって最も望ましい国家形態の快復である。これを望まない保守とは一体何ぞや。

今回の参院選の結果を受けて、我々日本人は占領憲法の改正は不可能であるということに気づかされたのである。これが現実である。2/3という数字はハードルが高すぎる。仮に、この数字がクリアされたとしても、これから憲法論議を始め、どこをどのように変えるのかを議論しているうちに、10年から20年が過ぎ去るのではないか。なのに、未だに占領憲法改正に拘り続けることは占領憲法を後生大事に一字一句変えたくない9条護憲派とさして変わりない。ほとんど、何もやる気のない人たちだと言って差し支えないのではないだろうか。

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