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自民党は原発を海外に輸出するほどに血迷っている。

自民党政権は原発の海外輸出を目標とすることを表明した。だが、少なくとも、現時点において、福島第一原発事故は未だ終息をしておらず、放射能を撒き散らし続け、高濃度汚染水を海、地下水にながし続けている。これが原発事故の有様であり、一度、事故を起こすと、終息させるには数十年を要するのである。福島第一原発事故と同じレベル7のチェルノブイリでは石棺で覆われた原発が今でも放射能を撒き散らしている。原発事故とは一旦事故を起こすと、人の手には負えないものなのである。

もし、火力発電所が事故を起こせば、作業員は現場に駆けつけ、事故の様子を見に行くことができる。しかし、原発事故の場合、事故の現場に足を踏み入れることすらできない。もちろん、高線量の放射能があたりに漂っているため、その場に踏み込めば、死を意味するからだ。従って、東電のこれまでの事故に関する発表はすべて推測の域を出ないのである。

これが放射能の厄介さであり、これを海外に輸出しようとしている自民党政権の良識は皆無であると言わざるを得ない。しかも、日本に次ぐ地震大国であるトルコに輸出しようとしている。自国の苦しみを海外に輸出するほどに日本人の良識は地に落ちたのである。倫理観よりも経済性を中核に据えた結果がもたらす過ちである。また、とりわけ、原発に限らず安全性に経済性が絡むと、事故を招くことはこれまでに日本人はすでに熟知している。安全性よりも金銭に目がくらむことほど、恐ろしいものはない。

福島第一原発から出る放射能のレベルでは危険性がないという説が流布している。いわゆる低線量放射能の安全性を信じ、今回の事故を過小評価しようとする声があとを立たない。また、60年代には大気中核実験により今よりも世界は放射能で汚染されていたとする説があり、それに比べれば、福島第一原発から出る放射能は大したことはないという。私は専門家でないので、この議論は譲るが、60年代において子供であった人が今大人になり、多くガンを患っている事実をどう捉えるべきか。今、3人に1人、いや、2人に1人がガンになると言われている。さらに、重要なことは、子供は放射能の感受性が大人の数十倍もある。従って、福島第一原発事故の放射能レベルを過小評価することには賛同し難い。子供の将来が本当に心配である。

ここで、低線量放射能が安全か否かという議論に関して、学問の到達点としてBEIRⅦの次の報告がある。一部を引用した。そこには次のように書かれている。これをどう評価すればよいのか、読者に委ねたい。

《放射線にしきい値があることや放射線の健康へのよい影響があることを支持する被爆者データはない。他の疫学研究も電離放射線の危険度は線量の関数であることを示している。さらに、小児がんの研究からは、胎児期や幼児期の被曝では低線量においても発がんがもたらされる可能性があることもわかっている。例えば、「オックスフォード小児がん調査」からは「15歳までの子どもでは発がん率が40%増加する」21ことが示されている。これがもたらされるのは、10から20mSvの低線量被曝においてである。

被曝した親が子供を持つとき(放射線被曝で引き起こされた突然変異によって)子どもの健康に悪影響が出ているという事実は見出されていないが、マウスや他の動物においては放射線被曝によって子孫に影響の出る突然変異がもたらされることを示す大量のデータが存在する。したがって、人間だけがこのような影響を免れているだろうと考えられる理由はない。》

これでも、利益を中心に据え、原発を海外に輸出しようとする自民党には日本的な倫理道徳観はその片鱗すら見られない。

引用箇所文献: Health Risks from Exposure to Low Levels of Ionizing Radiation
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