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日本人よ、一丸となれ!!- 戦後レジームにおける左翼の分断工作

自民党安倍政権発足後、戦後レジームからの脱却という言葉を耳にする機会が増えた。だが、これの意味するところは多岐にわたり、必ずしも、国防の問題に限定してはならない。「レジーム」とは国家体制であり、そこには国防問題が重要な位置を占めていることは言うまでもないが、議論を国防に矮小化することによって、問題の本質を見失うことがある。今回は戦後レジーム、言い換えれば、戦後の68年間とは一体何であったのか、その本質を見極めてみたい。

少なくとも、戦後レジームたらしめているものは占領憲法にほかならない。そして、占領憲法には共産主義的、革命的性質が満ち溢れていることは夙に指摘される点である。マッカーサーはその『回想録』で「日本は二十世紀文明の国とはいうものの、実態は西欧諸国がすでに四世紀も前に脱ぎ捨てた封建社会に近いものであった。・・・天皇の権力は軍部、政府機構、財界を支配する少数の家族によって支えられ、民権はむろんのこと、人間として権利すら認められていなかった。」と述べている。この発言がマッカーサーの無理解に基づくことは論を俟たないが、あえて二段階革命論の視点に立つと、日本の伝統的な国家体制が革命の第一段階において破壊されるべき体制であることを示唆する内容である。いわゆるアンシャン・レジーム(旧体制)の破壊を暗に示している。日本人はこのマッカーサーの歴史哲学に異議を挟みたくなるが、西洋人にとってこの考え方は特に違和感のあるものではない。西洋中心主義を当然のこととし、近代化を全面肯定する一般的な考え方である。

話は飛ぶが、フランス革命においてアンシャン・レジームが民衆により打倒されたというのは概ね事実である。しかし、フランス革命を完全美化することは誤りであり、実質的には革命により利益を享受したのは一部の有産階級だけであった。民衆は相変わらず貧困に喘ぎ、生活苦に苛まれたのである。民衆はアンシャン・レジームの打倒に協力したが、その果実は有産階級に奪われた、というのが実態である。このことから、市民階級は圧政から解放され平等を獲得したとされるのだが、実相はブルジョワとプロレタリアートの新たな対立構造を内包するに至ったのである。そして、これに類する対立構造を我が国に植え付けたのが戦後レジームの立役者たちである。

マッカーサーが日本政策のアドヴァイザーとして最も信頼したハーバート・ノーマンは社会主義者であった。この人物は労働組合の合法化、民主教育、農地改革などの重要な政策を遂行する際にマッカーサーにアドヴァイスしたとされる人物である。労働組合はもちろんのこと、上記の政策が日本の伝統を否定する左翼的傾向が強いことは火を見るより明らかである。つまり、社会主義的傾向の強い西洋人は日本の伝統的な価値観を封建体制とみなし、それを第一段階の革命として崩壊させることを目的としたのである。そして、そうしながらも、第二段階の革命のために、日本人のあいだに更なる対立と分裂の火種を残したのである。これが戦後体制である。戦前戦中までは、天皇陛下の臣民として一体感を感じていた日本人は戦後強調される個人主義と相まって、これらの分断工作の罠に嵌っている。

例えば、元来、日本人にとって企業は家族の延長線上のものであった。そこには社長を信頼する従業員の姿があった。ところが、そこに労士対立なる意識が持ち込まれることにより、経営者を敵とみなす思想が芽生えた。教育においても同様である。例えば、日教組は日本が悪い国であるとして、日本人としての誇りを奪い、祖先とのつながりを否定する観念を子供に植えつけてきた。また、日本人は右翼、左翼という言葉をよく使うが、これも分断工作の一つである。政治的な見解の相違はあるにしても、日本人どおしが、左右に分かれて対峙することで、日本人自身が不利益を生み出している。これらは総て日本人を日本人として団結する力を阻むものであり、無用の混乱を招く要因となっている。日本人は戦後極限まで西洋的価値観を受け入れてしまった。その代表がマルクス主義唯物史観である。これによりすべてを対立構造化させ、階級闘争を煽り、それを歴史の推進力として理解しようとする。これが我が国の現状である。そして、その時限爆弾が占領憲法には隠されている。

占領憲法第1条「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」これは日本人が階級闘争により天皇を退位させられる権利を持つことを意味している不遜な内容である。

このように、日本人が天皇陛下を中心として一丸となることを阻む体制が戦後レジームにほかならない。安倍政権は確かに戦後レジームからの脱却ということを口にしている。しかし、本当に戦後レジームからの脱却を目指すのであれば、日本人が天皇を中心として再び纏まる必要がある。にも拘らず、占領憲法第1条には上記の不遜な内容が書かれている。これを無効宣言せずに、戦後レジームからどう脱却できるのか。

【参考文献】
田中英道 『戦後日本を狂わせた OSS「日本計画」 二段階革命理論と憲法』

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