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「動的平衡」と「ひな形理論」

今日から私がこのブログを執筆する日(火曜日)には南出喜久治氏の著書『占領憲法の正體』を分かり易い言葉で言い直していきす。また、解説も加えていくつもりです。もちろん、ほかの内容の記事を書く日もありますが・・・・。

国家が生き物に似ているのではないかという素朴な考え方があります。例えば、国を生き物の典型である人に喩えて「法人」という言い方をすることもあります。そして、国家を生き物にたとえるのに大きなヒントを与えてくれたのが生命科学者のルドルフ・シェーンハイマーです。この人は昭和21年にネズミを使った実験で生命を形作るすべての細胞とDNA、さらには、これらのもととなる分子にいたるまで、すべてとどまることなく連続して入れかわっていることを発見しました。ここで不思議なのが人の身体が短い期間のうちに細胞、DNA、分子にいたるまで全部が入れかわるのに、なぜか、別人にはならず「人格の同一性」が保たれているのです。これは、すべては物でできていると考える唯物論では生命を説明できないことが分かった瞬間でした。

もう一つ大切なこととしてフラクタル理論(ひな形理論)という考え方があります。これはフランスの数学者ブノワ・マンデルブロが言った考え方なのですが、全体の構造がそれと似かよった小さな構造になっているという考え方です。大きな箱の中に同じ形の小さな箱が入っているようなことを意味しています。例えば、海岸線や天空の雲、樹木、生体など自然の中にあるものは一見すると規則がなくて複雑に見えますが、これらはどんなに小さい部分でも全体に似かよった形であるのです。これは宇宙の大きな構造についても言えることです。例えば、太陽の周りに地球などの惑星が公転し、地球の周りに月などの衛星が回っています。中心のまわりを別のものが回っているのです。この形は原子核の周りを電子が回っている小さいものの場合でも同じなのです。これをフラクタル理論(ひな形理論)と言います。

そして、このひな形理論は日本の成り立ちや歴史が書かれた『古事記』と『日本書紀』にも見られるのです。これらの書物の中で伊邪那岐命と伊邪那美命という男女の神様が天津神のご命令により世界をお創りになったとき、天の浮橋というところに立って天の沼矛という剣を指しおろしました。そして、それをかき回して引き上げたところに島ができました。それを「オノコロシマ」と言います。この「オノコロシマ」については色々な意味があるとされていますが、「オノ」は「おのずから」、「コロ」は「ごろごろと」で「おのずからごろごろと回転している島」、つまり「地球」のことを意味します。そして、このオノコロシマから始まるその後の国創りの話は日本が世界のひな形であることを意味します。また、地球という生命のある星を創るときに、伊邪那岐命と伊邪那美命という男女の神様が天の御柱を回る姿は生物の体の細胞にある染色体という部分が二重のらせん構造をしていることを表しています。まさに、世界を創るというとてつもなく大きいことから、染色体というきわめて小さなことまで似かよった形や姿をあらわすひな形理論の構造で説明しているのです。

このひな形理論は世界のあらゆるものにも当てはまり、人の身体、家族、社会、国家などを説明するときにも役立ちます。例えば、法律学、憲法学、国法学の分野においても、これらの学問が「科学」である限り、ひな形理論があてはめられることがあるのです。とすると、国家と社会、民族、部族、家族、それぞれの国民の関係もひな形理論が当てはまり、似かよった同じ姿、形であることが望ましいのです。

ここで、最初のネズミの実験を思い出してください。身体の細胞や分子が入れかわっても別人にならないことです。これが日本の国の形ととても似かよっているのです。つまり、天皇陛下が時代とともに代々かわって、国民も入れかわっても日本という国は相変わらず同じなのです。これが国が生き物に似ていると言われることの理由なのです。

この入れかわっても形が残り続けるということがとても大切なのです。だから、ひな形理論で考えると、国のもっとも小さい形は家族でなければならないのです。代々、家の住人が入れかわっても、家はずっとあり続ける。これが日本の国の形と似かよっており、大事なことなのです。このことから、家族の形が崩れてしまい、個人がなんでも好きなようにできる「個人主義」は社会をばらばらにして崩してしまいます。家族が社会や国の基本だと考えなければならないのです。

参考図書:南出喜久治 『占領憲法の正體』

 
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