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改憲論者こそが保守の団結を阻んでいる!!

一般的に、保守派からすれば真正護憲論は保守の大同団結を阻む疎ましい存在のようである。先日、私が参加したある集会の主催者挨拶の折、無効論が筆頭に掲げられ、自主憲法制定論、改憲論というように憲法論議が縦割りとなっていることが保守の団結を妨げる主な原因であるとの発言がなされた。さらに、ある改憲論者は近く真正護憲論を意識した上で新たな動きを展開するようであり、改憲論を後押しする新たなロジックを発表するとの情報もある。しかし、私からしてみれば、保守派の団結を妨げる原因を作っているのは改憲論者に他ならない。そもそも、彼らの間でも9条のみを改正し、国民主権をはじめとするその他の基本原則の維持を前提とする読売試案のような立場のものもおれば、国民主権の廃止にまで踏み込んだ意見のものもあり、千差万別である。このように改憲論者の間においてこそ意志の統一が図られていない。その理由は、彼らには国体に基づく一貫した保守精神が欠落しているからである。従って、究極的には自主憲法制定などという国民主権の極みともいえる革命的な発想を平気で唱えてしまうほどである。言うなれば、国体を無視した議論をしているからこそ、保守は一枚岩になれないのである。改憲論者にはぜひ一度、以下のことを肝に銘じていただきたい。南出喜久治氏の新著『とこしへのみよ』からの引用である。

≪規範国体とは「憲法の憲法」とでもいうべき神聖不可侵の最高規範であって、皇祖皇宗のご叡慮と臣民の祖先の遺風で築かれた歴史と伝統で構成されるものである。従って、いま生きている者だけでこれらを自由に変更できるとする、外国の「主権」概念とはその本質を根本的に異にする。しかし、その最高性、絶対性、無謬性などの属性が共通していることから、もし、あえてこの用語を用いるとすれば、前に述べたとおり、これを「国体主権」と呼んでもよい。しかし、これは便宜的な呼称であって、「天皇主権」でも「国民主権」でもなく全く似て非なるものとして留意すべきものである。
 帝国憲法の告文(つげぶみ、かうもん)には、「皇祖皇宗ノ遺訓ヲ明徴ニシ典憲ヲ成立シ条章ヲ昭示シ内ハ以テ子孫ノ率由スル所ト為シ外ハ以テ臣民翼賛ノ道ヲ広メ永遠ニ遵行セシメ益々国家ノ丕基ヲ鞏固ニシ八洲民生ノ慶福ヲ増進スヘシ茲ニ皇室典範及憲法ヲ制定ス惟フニ此レ皆皇祖皇宗ノ後裔ニ貽シタマヘル統治ノ洪範ヲ紹述スルニ外ナラス」とあり、典憲(明治典範と帝国憲法)は、皇祖皇宗の遺訓を明徴して成立したものであり、統治の洪範を紹述するものなのである。これは、初めて創造された創設的な典憲ではなく、古へより世襲された確認的な典憲であって、皇祖皇宗の臣民の後裔は、この貽訓(遺訓)を遵守し、これを後世へと永遠に受け継ぐ世襲の義務があることを明らかにしている。
 典憲は、「祖法の体系」として、その「不文法」をできる限り正確に「書写」したものであって、その源泉は国体(規範国体)である。すなわち、国体は、典憲より上位の規範(根本規範、最高規範)ということである。第一章で述べた制憲権(憲法制定権力)なるものは存在せず、天皇にも制憲権はない。仮に、国体主権という言葉に類して制憲権という言葉を用いるとし、制憲権が天皇にあるとしても、天皇と雖も国体を創造したり変更したりすることはできない。まさに、「天皇と雖も国体の下にある」ということである。≫

これでお分かりいただけたと思うが、改憲論者は古から守りつがれてきた祖法を蔑にしているのである。だからこそ、一枚岩にはなれないのである。あなたたちは骨の髄まで国民主権なる革命思想が染みつき、それに基いて物事を考えてしまう癖がある。我が国には2000年を超す先祖の知恵があり、それが祖法となり受け継がれてきた。この厳粛な事実を重んずると、占領憲法を改正してまで利用しようとすることなど口が裂けても言えないはずだ。保守派が一枚岩となるためには、皇祖皇宗の遺訓を明徴にした帝国憲法に戻る必要がある。当然、その前提として占領憲法の無効宣言が不可欠となる。

引用箇所:
南出喜久治著『とこしへのみよ』(ご購入の方はこちらをクリック)
  
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No title

その通りですね。

保守を語る人に限って、その方から基軸を感じたことがありません。

日本人ですが魂のない日本人が多いです。

ありがとうございます。

三島大様

ご賛同ありがとうございます。何のための保守なのか。それは、ほかでもなく、祖先より受け継いだ日本の伝統を護りぬくための保守です。そして、その中心に御皇室があることに感激し、無欲で清らかな心とともに天皇陛下を御守りすること。それが、保守の姿だと考えます。しかし、当然、誰にでも私利私欲はあります。私も偉そうなことを言っておりますが、ただの人です。できる限り心を清め、国のために活動していきたいです。

ぜひ一度我々の活動に御参加下されば嬉しく存じます。
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